孤独な自由と背中合わせだ

体もだけど、それよりもっと、心が疲れているのかな。たくさんの一般バイトのひとたちを送りだして、そのあと反省会だとか次の打ち合せだとか諸々の細かい仕事をこなさなければいけないのに、我儘を言って早々と帰らせてもらった。社員さんは何も言わなくてわたしはほんとに疲れた顔をしていたのかもしれない。

中途半端に混んでいる電車に揺られてイエモンを聞いたら何故か泣きそうになった。
電車を降りて歩いていると沈んでいく太陽が目の前に在ってなんだかやけに胸が締め付けられた。久しぶりに夕焼けを見たからかもしれない。



ちょうど家に着いたころ、いつのまにかシャッフルになっていたiPodからもう解散してしまった大好きだった先輩バンドの曲が流れてきて、もうダメだと思った。誰もいないでかい家のでかい廊下に座り込んで、声をあげて泣いた。